惑星いちじく 嫌いなんかじゃない

嫌いなんかじゃない



小春
『あ!サトちゃんお絵描きに行くの?
小春も行く行くーー!


サトー錦
『うん♪』




ハルタ
『気をつけて行くんだぞ!二人とも!
変なおじさんに声かけられたらすぐに逃げるんだぞ!!
絶対についていったらダメだからな!!』


小春
『はーーーい
わかってるってーーー












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ハルタ
『やっぱり母さんが作るミルクセーキはおいしいなぁ。』


フジ
『ありがとう。
はるちゃん、小さいときからそれ好きだったわよね。』



ハルタ
『はい。
今度またレシピ教えてくださいね。
僕と小春が作ってもなかなか同じような味にならなくて。』



フジ
『レシピだなんて、そんなたいしたものじゃないわ。
きっと、はるちゃんのお嫁さんになる人が作っても同じ味がするわよ。』









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ハルタ
『えっ!!??
お、お嫁さん!!??
そ、そそそんな人......』



フジ
『はるちゃんのお嫁さんになる人がどんな人なのか母さん楽しみだわ♪
もうはるちゃんも19歳なんだし...彼女とかいるの?』



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ハルタ
『えっ!!??
か、かかか彼女っていうか...あの...っ』





フジ
『妄想や二次元のじゃねぇぞ。
あと幼児はダメだ。
べつに無理して答えなくていいぞ。もういいから。
あちきは知ってるからテメーがチェリーボーイだってことくらい。』



ハルタ
『な!!
何言ってるんですか母さん!!
僕はチェリーボーイじゃありません!!
生まれも育ちも惑星いちじくじゃないですか!!
いちじくボーイですよ!!』


フジ
『うるせぇ黙れもういいっつってんだろ』


ハルタ
『な!!
母さんがふってきた話題じゃないですか!!』









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ハルタ
『あ...あの...、
そんなことよりピースさんのことなんですけど...。

僕、あの人と母さんのこと少し誤解していたような気がします。』


フジ
『え?』


ハルタ
『母さんが惑星チェリーで家政婦として働いていること、
ピースさんは快く思っていないと...あの人は母さんのことを恨んでいると思っていました。
...でも、そうじゃないんだなって。』









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独りでゆっくり食事をして、
独りでゆっくり本を読んだり音楽を聴いたり。
誰にも邪魔されず、
とりわけ悲しいことも煩わしいこともなく、
...嬉しいこともありません。

貴方のお母様がいらっしゃるまでは。






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貴方のお母様はそちらで引き取って頂きたい。

先程家政婦の契約を解除しました。
やはり私にはあのような煩わしい生活は向いてなかったようですので。






ハルタ
『口では母さんを遠ざけるようなこと言ってるけど、
本当はすごく母さんを必要としてるんだろうなって感じました。
...寂しい人なのかなって。』





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フジ
『.........。』



ハルタ
『惑星チェリーで母さんがどんなふうに過ごしていたのか、
もしかして酷い目に遭わされたんじゃないかとか色々勝手に心配してたけど、
ピースさんはたぶん母さんのこと大切にしてくれてたのかなって安心しました。
...僕や小春のことは嫌いでも、
母さんに優しくしてくれる人ならそれだけで僕は嬉しいなって。』



フジ
『...縛られて納屋に放置されたり首絞められたりした。』


ハルタ
『えぇぇええ!?』



フジ
『冗談だよ。』


ハルタ
『じょっ...、びっ、びっくりしたぁ...
やめてくださいよもう!!真面目に話してるんですから!!』




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フジ
『...誤解してるわ、はるちゃん。
ピースさんは、はるちゃんとこはるちゃんのこと嫌いなんかじゃない。』


ハルタ
『え?』


フジ
『きっと、好きになるのが怖いだけよ。

こはるちゃんのこと、可愛いって言ってくれた。
でも、また怖がらせてしまうかもって。

はるちゃんのこと、父さんに似てるって...もっと話してみたいって言ってた。
でも、また酷いこと言ってしまうかもって。』











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...ごめんなさい。

私にはやっぱりできませんでした。

貴女の家族も
弟も
父の愛も、
...私は認めることができませんでした。




おかしいな...
私は博愛主義者だからどんなものだって平等に愛せるはずなのに。

...どうしてこんなに胸が痛くなるんだ。







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本当は、頭を撫でてみたかった。
貴女によく似ている...とても可愛らしい女の子でした。
...でも、きっとまた怖がらせてしまうでしょう。
私は小春さんを愛することはできません。

嘘をつくときに耳を触る癖...、父と同じです。
彼をもっと知りたい...もっと話をしてみたい。
...でも、きっとまた彼に酷いことを言ってしまうでしょう。
私はハルタ君を愛することはできません。






ハルタ
『え...
あの人がそんなことを...?』





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フジ
『臆病で、めんどくせぇヤツなんだ。
あいつは、昔のあちきにソックリなんだよ。』

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COMMENT


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★Re: にんぢんさん

ほんとは仲良くしたいくせに面倒臭いお兄さんだからねぇv-389
ハルタは毎回、本編はいいところまで行くんだけど結局地雷踏んじゃってエライことになってるからまたそんな展開にならないといいけど…(わかりやすいフラグw)
生粋のいちじくボーイですから!!www

| ★☆花 | 2016/04/11 | URL | ≫ EDIT


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★うんうん( ー̀ωー́ )

臆病者かぁ。近づかなければ傷付かなくて済むからね…でももうちょっとだから!!頑張れハルちゃん!
君なら出来る( ;ω;)ง💕

※もうチェリーボーイの件はどこから振られても安定の切り返しねwww良いわ✨安定の真面目は正義✨この真っ直ぐさが兄ちゃんの心に響くと良いなぁ(笑)

| ★☆にんぢん | 2016/04/10 | URL | ≫ EDIT















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